たゆたふままに

上林温泉から地獄谷へ

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夏になると毎年のように上林温泉に行ったのは、今から50年以上も前、まだ父が生きていたころだ。ちょうど”三丁目の夕日”のような時代だったけれど、土は小さな公園や街路樹の植わった四角い場所にしかなくて、コンクリに覆われていることは当たり前のことだった。だから?というわけなのかは知らないが、毎年夏になると海や山へ出かけた。そのひとつが上林温泉。子供だから温泉なんて記憶には残っていない。残っているのは、蜘蛛の産卵や蛇の動く音、トンボに蟻を食べさせたり、アリジゴクに蟻を落としたりしたこと、蜂の子の味や温泉の匂い、せせらぎの音、木漏れ日や葉のこすれ合う音、などなどだ。宿の前にはグラウンドがあって、その手前に4人乗りのブランコが置いてあった。それを思い切り漕いで風や浮遊を感じたりしたのも思い出深い。毎日は新鮮で、自由だったー。

上林温泉に行くと必ず出かけるのが野猿公苑だった。温泉の流れる小川沿いを、ササ舟を作っては流しながら歩いた。目的地に着くと、野猿は襲ってきそうで怖かった。実際弟は襲われたのでよけい恐ろしかったのだけれど、野猿公苑のお休みどころで食べる粽が甘じょっぱくて美味しくて・・・・・どきどきしながらも出かけたのだ。

あれから半世紀近くになって、あるとき、あの野猿公苑と、スノーモンキーで有名になった野猿公苑とが繋がった。ここってあそこ?みたいに・・・・。それから、また行ってみたいなーと思うようになり、忘れては思い出し、そしてまた忘れたりで数年経ち、ようやく行ってきたのが今年の1月のこと。

当時のお宿は建て替えられていたけれど、宿の前にあるグラウンドみたいのはたぶんそのままだ。野猿公苑への道は雪模様で様子はまったく違ったが、すれ違う人はほとんどが外国人で意外だった。公苑の野猿はすっかり落ち着いていた。観光客が多いので人にも慣れたのかもしれないが、ルールを守らないと襲われるので要注意だ。粽を食べたのは後楽館だろう。建物はそのままなのかな~、なんかすごーく懐かしい。うれしくて写真を撮ったが、帰宅してみたら露天風呂に人がいた!そういえば毛のない猿が走っていたような気が・・・・。画像はヒトの写ってないものを・・・・↓

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猿はすごかったー!こちらは、ルールを守らない人間に怒っている野猿さん↓

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画像は2015.1.16.長野県山ノ内町にて、大量の画像で、埋もれる日々なり・・・・・
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by yuhu811 | 2015-02-17 17:58 | Comments(0)
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