たゆたふままに

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「夜の虹の向こうへ」    高砂淳二

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見えないレールに導かれるようにして、ハワイで出合った、夜の虹。ハワイではそれを「最高の祝福」というそう。その祝福から始まる不思議に満ちた旅の話が夜の虹の写真とともに収められている本。写真も驚きだけれど、高砂淳二さんと虹との何度もの出合いに驚く。目に見えない大いなる力があるのかもしれない。。。。



画像は2014.9.18.埼玉県さいたま市にて。。。見沼の散策路にそっと置かれていたアロハを感じた椅子、2脚。。。
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by yuhu811 | 2014-09-21 15:29 | Comments(0)

「フォトミュージアム 地球の夜 空と星と文化遺産」  

シュテファン・ザイブ+ゲルノート・マイザー+ババク・A・タフレシ:編者
武井伸吾:日本語版監修  高木玲:訳

昨年夏になる前に、コニカミノルタギャラリーで、星の写真展を見た。「地球の夜」と「ニュージーランドテカポ展」だ。会場では写真や映像による驚きの光景が広がっていた。夏になると、日本の満天の星空を娘たちと体験することが出来た。そして夏が終わる頃、この本を見つけた。見つけたのが誕生月だったので、家族に贈りものとしていただいた思い出深い本でもある。デカポではなく、「ザ・ワールド・アット・ナイト」(略してTWAN)のメンバーが、世界各地の夜空を捉えた写真集。国境を越えて広がる世界の夜空はTWANのホームページでも楽しめるので、ぜひどうぞ。

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画像は、月だか街灯だか分からないが、2014.9.9.のスーパームーンを部屋から撮ったもの。。。。f^_^;


テカポはニュージーランド南島の小さな村で、星空の下にいると、まるで宇宙に浮いているみたいに感じられるそうだ。この星空を世界遺産にしようという取り組みが行われている。以下は、ユーチューブからテカポの星空。。。



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by yuhu811 | 2014-09-15 16:50 | Comments(0)

「Genesis」     Sebastião Salgado

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ブラジルの写真家、セバスチャン・サルガドの写真集。地球上の多様な命の輝きと驚きにあふれた本。未知との遭遇の連続で、見ていると、心の奥の方から何かがふつふつと動き出す。たとえば、しぼんでしまった気持ちに、また空気が送り込まれるような・・・・そんなカンジ。うまく言葉に出来ないが、見るべし!



画像は、2014.8.30、東京都内公園にて、タムラソウの蜜を吸うぼろぼろになった揚羽蝶
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by yuhu811 | 2014-09-15 15:25 | Comments(0)

「こくぼ。はじめました」     ゆぴ

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昔住んでいた家の近所の本好きな奥さまが、「漫画の読み方が分からなーい」と言うのを耳にしたときは、えっっ!?!と絶句したけれど、久々に漫画本を手にしてみると、たしかに文字だけの本とは何かノウハウが違うぞ!しかも文字が極小で・・・・漫画の読み方忘れちゃった~!と一瞬冷や汗をかいたが、目のピントがビシッと合えばもう大丈夫、ノウハウなんて、ないないと一気に読んだ。

本にはゆぴさんがフレンチブルドッグの王子さまと出会ってからの愛おしい日々がパンパンにつまっている。我が家の王子は猫だけれど、うんうん、わかるぅ~とか、それ一緒だわ!とか頷きながら、我が子への(ペットですけど^^)愛が深まってしまう。それにしても、大家族の中で暮らしているこくぼくんは、幸せだな~。

ブログこくぼ。はじめましたがもとになっている。



画像は2014.5.都内のとある八百屋さんのフレンチブルドッグくん
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by yuhu811 | 2014-06-05 16:31 | Comments(0)

「堀文子画文集 時の刻印」     堀文子

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1952年~1999年にかけての作品とエッセー。堀文子さんは、自分には作風というものはない、といろいろなところで書かれている。なるほどこの本を拝見するとそれがよく分かる。その時々の作品と思いがここに残されており、「堀文子の言葉 ひとりで生きる」の理解を深めることが出来た。



画像は2013.3.14.東京新宿御苑のハクモクレン
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by yuhu811 | 2014-06-05 15:56 | Comments(0)

「誘拐」     本田靖春

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1963年3月31日に東京都台東区で起きた誘拐殺人事件、吉展ちゃん事件のノンフィクションである。この本は被害者加害者のどちらにも肩入れすることなく描かれている。当時の警察の対応や犯人との緊迫したやり取り、あるいはマスコミの無責任な書きたて、犯人の生まれ育った環境や上野界わいの様子などが目に浮かんでくる。なぜ事件は起きたのか、なぜ解決までに時間がかかったのか、そしてなぜ吉展ちゃんと変わらぬ年頃だった私の記憶に今も強く残っているのか。ようやく何が起きていたのかが分かったけれど・・・どうして?という思いは消すことはできない。



画像は2014.5.東京
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by yuhu811 | 2014-06-05 15:29 | Comments(0)

「オレって老人?」    南伸坊

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まだ肌寒いある日、京浜東北線に乗っていた。何処へ行ったかはすっかり忘れたが車内は数人が立っているという具合で、座席はほぼ満席。私はその席のひとつに座っていた。東十条だか上中里だか、或いは田端だったかもしれないが、車両が駅に停車して扉が開くと、夫婦連れが乗りこんできた。すると、私の隣に座っていた男性が席を立ち「どうぞ・・・」と言ったかどうだか?それも忘れたが隣の車両へ移って行った。ご夫婦のひとりに席を譲ったのだ。老人と判断したからだろう・・・。そして、そのとき老人と判断された男性の発したセリフが面白かった。「オレってそんなふうに見えるかな~?」である。まさにこのタイトルだ。ある程度長生きすることができた人は、いつかはきっと言ってしまうであろうセリフのひとつだ。傍に立つ奥様はふふと笑うばかりであったが、私は大きな声で、「はい!しっかり見えますよ~」と答えてしまいたくなる衝動を抑えるのに一生懸命だった。

そんな面白可笑しいお話が詰まっている、身につまされながらも笑える本。伸坊さんも面白いけど、奥様もなかなかのもの。人生楽しくするために見習いたいけど、難しいだろうな。



画像は本文とまったっく関係ないけど・・・・2014.3.8.東京都内にて、
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by yuhu811 | 2014-05-28 18:04 | Comments(2)

「自殺」     末井昭

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何年か前に、明るい自殺の本を書いてほしいという依頼があったそうだ。それは末井さんが6歳のとき、母親が若い男とダイナマイト心中したからだろうという。体にダイナマイトを巻いて吹き飛んだのだ!あまりにドラマティックで驚きだ。そういう依頼があってからもしばらく書けずにいたそうだが、311の震災後、自分も何かしなくては!?と思い立ち書き始めたという。
私が初めて自殺という言葉を聞いたのはまだ10歳にも満たない頃。父の仕事関係の小父さんが不渡りをだして自殺したというときだ。子育て時代にはお世話になった人の連れいがやはりお金で自殺した。また電車での飛び込みを目にしたり、身近には未遂者も居たりする。そういえば私にも身近な問題かも?と、この本を目にしたときに気づき、読んでみようと思った。もちろん自殺を勧める本ではない。温かな文章が心に沁み込み肩の力が抜けていく。世界は知らないことばかりで広く深いのだなー。



画像は2014.3.8.東京都内にて
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by yuhu811 | 2014-05-28 17:11 | Comments(0)

「緑衣の女」    アーナルディル・インドリダソン

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舞台は北欧のとある町、住宅建設地で古い人骨の一部が発見される。事件か事故か?エーレンデュルの捜査が始まる。以前読んだ「湿地」同様こちらも魂の殺人が描かれる。暴力と脅しで支配する男と傷だらけになりながらもそこに留まる女と子どもたち。凄まじい暴力を受けながらも、母は子どもを愛したし心の奥は自由だったのだろう。ミステリーだから詳しく書かないが、こういう悲劇は事実日本にもあったし今もあるだろう。物語の女の名前は母親としてしか語られないが、最後の最後に母親の名前が知らされると、ひとりの人としての明りが点されたように感じらた。静かな感動とともに本を閉じた。



画像は2014.3.8.東京都内にて、春先だというのに枯葉が舞っていた
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by yuhu811 | 2014-05-28 16:29 | Comments(0)

「密やかな結晶」     小川洋子

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様々なものが一つずつ消滅していく島の物語。ある朝起きると、薔薇の花が、あるいは鳥が、また違う日にはハモニカが、写真が、本が消滅していく。消滅といってもモノが自然に消えて無くなるというよりも、消して無くさせる力が働いて、本当に無くなるのはモノに対する記憶だ。物語は島の暮らしと主人公である小説家の描く物語の二重構造になっている。摩訶不思議で怖い物語ではあるのだけれど、現実にも似たようなことは起きていて、気付かないだけかもしれないなーと読後いろいろ考えてしまった。「言葉の標本」によると、1994年初出の初書きおろし長編小説本。



画像は、2014.3.7.東京上野にて
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by yuhu811 | 2014-05-08 16:01 | Comments(0)