たゆたふままに

<   2013年 05月 ( 12 )   > この月の画像一覧

「そこまでの空」    安野光雅 × 俵万智

a0021110_14563616.jpg

1994年に出版された絵本和歌集といったらいいのだろうか。たまたま図書館で目に留まった。安野光雅さんの画が1ページ、俵万智さんの和歌が1ページというように、それぞれが呼応するように配されている。画と和歌が響きあい、いつかどこかで出会ったような情景へといざなわれる。1994年といえば20年も前のことだ。公衆電話や手紙が普通に暮らしの中にあったころ、俵万智さんの歌はこんなふうだった。河出書房新社出版の「そこまでの空」から2首だけご紹介させていただきます。。。

◆書けなくて さよならという気持ちだけ 便せん5枚にくるんで送る

◆使用済み テレホンカードの穴冴えて 思い出せない会話いくつか      俵万智

。。。その頃のことが鮮やかによみがえり、タイムトラベル、うん、いいなーって。。。




画像は、2013.5.さいたま市にて
[PR]
by yuhu811 | 2013-05-31 16:28 | Comments(4)

「湿地」    アーナルデュル・インドリダソン

a0021110_16483698.jpg

殺戮シーンの多いドラマはたくさんだと書いたばかりなのに、こちらは殺人事件から始まるミステリー。んー。。。。矛盾しているかもしれないが・・・・・。ストーリーにぐいぐい引かれて行き、読後考えさせられる重いテーマがいくつか横たわっていることに気付く本。北欧アイスランドの首都レイキャビックで事件は起こる。ひとりの老人が殺害されて見つかるのだ・・・・そこから解き明かされていく真相は、おぞましい。読んでいて息苦しくなるところもあるが、著者曰く、「魂の殺人は終わりにしなければならない・・・・」といったコメントが、訳者柳沢由美子さんによる後書きにある。アイスランドという国の知識はほとんどないが、重い空気がたちこめた土砂降りの雨のその国を旅してきたような錯覚に陥った。。。。5月連休のこと。。。。




画像は、2013.5.さいたま市にて、
[PR]
by yuhu811 | 2013-05-30 16:45 | Comments(0)

「天地明察」     冲方丁

a0021110_16381590.jpg

本好きの友人に、時代小説という部類のものは苦手だったけど新田次郎の「怒る富士」は感動した~などと話したところ、勧められたのがこの本。そういえば岡田准一主演で映画になったなー。。。主演観たさに映画館に行こうと思っていたのに見逃したんだっけ。。。と岡田准一を思い描きながら読んだのだった。舞台は江戸時代、碁打ち衆である安井算哲こと渋川春海が大和暦を作り上げるまでの二十二年に渡る長い道のりを描いたもの。日本人に勇気と自信を思い出させる内容だ。こういうのを大河ドラマでやればいいのにな。。。。殺戮シーンの多いドラマはたくさんだ。といっても大河はCMしか見ていないが・・・



画像は、2013.5.さいたま市にて
[PR]
by yuhu811 | 2013-05-29 16:00 | Comments(0)

梅雨間近。。。。

そろそろ梅雨に入るらしい、西の方から雨雲が近づいている。。。梅雨前線というものかしら。。。急げー!とばかりに晴れていないと困ること、片付けてしまわなくてはいけませぬ。。。そんな感じで自転車が、疾走していったのでした。

a0021110_1551551.jpg

今年の梅雨入りは例年より早いという。梅雨明けも早いのかな?今からもう、真夏の酷暑が恐ろしい。。。。



2013.5.さいたま市
[PR]
by yuhu811 | 2013-05-28 16:41 | Comments(2)

カルガモさん子育て中

友人に連れられて、カルガモさん一家に会いに行ってきました。。。。超トリミングしましたが、見てくださいね。
a0021110_13584998.jpg
只今、潜水の特訓中だそうです。。。。。
a0021110_13581513.jpg
もぐりますよ。。。。。
a0021110_13593747.jpg
こうして。。。。ぽちゃん、ぶくぶく。。。。。
a0021110_13584863.jpg
すいすいすーい。。。。
a0021110_140108.jpg
水をかきます。。。。。
a0021110_1401441.jpg
ぷはっ。。。。。。
a0021110_1411357.jpg
ね、みてた?うまいでしょ。。。。。
a0021110_1413368.jpg
楽しいなー。。。。。
a0021110_1415149.jpg
a0021110_1424496.jpg
a0021110_143183.jpg
a0021110_1433588.jpg
またどうぞ。。。私の子どもたちに会いに来てくださいな。。。。。
a0021110_1434856.jpg
と、言ったかどうかは分かりませんが。。。。。とにかく雛たちは、かわいくてかわいくて、親鳥はいつも母の眼差しで、その姿は美しく愛情に溢れ立派でした。。。。全員元気に育ちますように。。。。。




2013.5.東京都
[PR]
by yuhu811 | 2013-05-24 14:19 | Comments(2)

暑い日には木蔭で

今日は晴れ、快晴だ、五月というのに朝から暑い。。。。福太郎、こんな日は木蔭がいいね、ここにいれば獲物がたまにやってくる。心地よい風が吹き抜ける。小鳥のさえずりを聞きながらジッとトカゲの登場を待っていたけれど、なんだかだんだんとろとろしてきた?
a0021110_16275886.jpg

庭のキスゲが今年も咲いた。ジャングルに近づきつつある庭で大量の花を付けている。そろそろ庭の手入れはいかが?と咲いている。了解、貴方が引き立つようにいたしましょう。。。
a0021110_1628309.jpg





2013.5.14.自宅
[PR]
by yuhu811 | 2013-05-14 17:00 | Comments(2)

「ことり」     小川洋子

a0021110_16341916.jpg

「言葉の誕生を科学する」の中で、さえずりを研究している岡ノ谷一夫さんと対談した小川洋子さん、きっといつか、鳥にまつわる物語が生まれるに違いないと思っていた。そして誕生した「ことり」。。。小鳥を愛し小鳥とともに生き、近所からは「小鳥のおじさん」と呼ばれた男性の生涯が描かれていく。おじさんが行動する世界はそれほど広くはないのだが、心の世界は深淵だ。

読むことで、黙想とか、瞑想とか、そういうものに似た時間を静かに共有することができる。だから、小川洋子さんの描く世界が好きなのだ。




画像は、2013.1.自宅にて
[PR]
by yuhu811 | 2013-05-13 17:52 | Comments(0)

「星の王子さま」    アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ

a0021110_15124087.jpg

初めてこれを読んだとき、理屈っぽくてまどろっこしくて面白くないなーと途中で本を閉じてしまった。それからしばらくして英語の授業でこの本が取り上げられた。英語は大の苦手なのでこの本も大の苦手になった。いや、もしかすると大嫌いな英語の授業に使われた方が先だったかもしれない。いずれにせよ世の人々がいいねーというのが分からなかった。十代の頃。

それが五十の半ばを過ぎころ、ちょっとしたきっかけがありどれどれと読んでみた。すると目からうろこがぽろぽろ落ちた。児童文学に分類されているけれど、これは大人の本だった。薔薇の咲く頃また読もーと、今年再びの読書。ぽろぽろはさらに増し、親友であるレオン・ウェルトに小さな笑う鈴をプレゼントしたんだーということがようやく分かったよ。。。。ボクがこの世からいなくなっても、一緒に過ごした素晴らしい時や共に喜んだことを忘れずにいてほしい。ボクは星になって笑っているんだから、キミも一緒に笑ってほしいって、そう伝えたかったから「捧ぐ」と記してあるんだって。。。。




画像は、2013.5.東京都にて
[PR]
by yuhu811 | 2013-05-12 15:26 | Comments(4)

「怒る富士」 上・下   新田次郎

a0021110_13141568.jpg

以前、藤原ていの本を読んだときに夫である新田次郎の本を読んだことがないと気付き、正月にじっくり読んだ。今年の読み初め本。このところ何かと話題の多い富士山周辺が舞台である。ときは宝永四年(1707)、富士山の大噴火である。噴火は16日にわたって周辺に石が降り続けたという。その過酷な状況下で生きて行かなければならなかった農民たちの為に命をかけた、「関東郡代伊奈半左衛門忠順(ただのぶ)」という人物の物語である。物語は徳川実記を織り込みながら説得力を持って展開されていく。被災地のようすや、復興のために集められた金銭の行方、遅々として進まぬ復興、飢えて死んでいく人々、江戸での政権争いなど、現代日本の抱える問題がだぶるようで驚く。ひとつ違うことといえば、伊奈半左衛門のような人物が今の日本に見当たらないということかもしれない。また、富士山ろくが復興を遂げるまで、実に三十六年を要したことを考えれば、流通の発達した現代でも相当の覚悟が必要だということが分かる。自然災害のことをいつも考えながら暮らすのは難しいけれど、こういう国土なのだということを忘れてはいけないのだ、と思った。伊奈半左衛門の墓は埼玉県川口市の源長寺にあるという。お参りせねばなりませぬ。。。。

新田次郎は、あとがきで。。。。この小説の出来不出来は別として、ひどく手数が掛り疲労を覚えた小説だった。いい仕事をしたという満足感はあった。。。。。と記している。読み手も同じ感覚である。一読の価値ある本。昭和48年(1973年初版)




画像は2012.5.西湖いやしの里根場にて。。。。。ここは、昭和41年(1966)の台風災害で壊滅的被害を受けた根場地区の風景を、甦らせて2006年にオープンした施設です。
[PR]
by yuhu811 | 2013-05-10 15:33 | Comments(0)

みどりの山手線

今年は山手線50周年で、みどりに塗装された懐かしの記念車両が走っている。もう少し黄色っぽかったような気がするが、妙にきれいだからかもしれない。内回りを走るか、外回りを走るかはその日の朝に決まるそうだ。
a0021110_16483429.jpg
a0021110_1649868.jpg
同じ方向を走ってばかりいると、片方だけの車輪が減ってしまうので、内外走るのだとか・・・・知らなかったー!




2013.4.東京都
[PR]
by yuhu811 | 2013-05-09 16:55 | Comments(4)