たゆたふままに

「インフェルノ」   上・下      ダン・ブラウン

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久々のミステリー、面白かったー!宗教象徴学者のロバートラングドンが、ICUの一室で目覚めるところから始まる。ところがそこにいる理由が全く分からない。記憶がごっそりと抜け落ちていたのだ。何があったのか・・・と思い出そうとするまもなく、銃を持った追手らしき人物がやって来る・・・ダンテの神曲を手掛かりに、フィレンツェからヴェネチア、イスタンブールへと舞台を移しながら、謎に迫っていく。ミステリーだから詳しく書かないでおくが、謎解きだけではなく行く先々で目にする建築や絵画の描写が素晴らしい。まさにともに旅をしているようだったが、読者にも様々な問題を投げかけられ読後、ダンテの”地獄のもっとも暗きところは倫理の危機にあっても中立を標榜(ひょうぼう)する者たちのために用意されている”という一文に、いろいろ考えさせられる。ラングドンシリーズの第四作になるこの本は、すでに映画化が決定している。




画像は、2015.5.東京都
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by yuhu811 | 2015-10-13 17:57 | Comments(0)