たゆたふままに

「未闘病記」     笙野頼子

a0021110_16243845.jpg

笙野頼子さんといえば、猫たちのために千葉に引っ越した作家さん、ということだけしか知らなかった。本を読んだのは初めてで、一番の感想は、独特だ、文体が、語り口が・・・。-膠原病、混合性結合組織病の笙野頼子-と診断されるまでの長期にわたる具合の悪さや、投薬で、初めて普通の体の状態を知ったことと、それに関わるもろもろのことが綴られている。この病は原因不明の難病であり症状が一人一人違うため、先のことは分からないし誤解も受けやすいという。ならばこう考えよう、その日楽しいことは未来永劫絶対に破れないのだから、それは金剛石のような財産になる、と。そして、その財産を大切にしようとは書いていないけれど、たぶんそういうことだ。明日は分からない。元気いっぱいの人にも誰にも分からない。だから・・・なのである。

よく分からなかった膠原病という病についても少し理解が深まった。




画像は2015.1.6.埼玉県さいたま市にて、
[PR]
by yuhu811 | 2015-02-06 10:34