たゆたふままに

「櫛挽道守(くしひきちもり)」    木内昇

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櫛挽きの家に生まれたお登勢が後継ぎとして認められるまでの、長い長い月日を描いたもの。舞台は幕末の木曽で、女は嫁いで子を産むものという時代であった。が、諦めず、また幕末という激動の時代に振り回されずに生きていく。自分をみつめながら苦しい道を歩いていくことになるのだが、その過程で自分とは違った生き方や、理解できなかった人へも心を寄せることが出来るようになっていく。所々に描かれる、櫛挽きのリズムも心地よく、静かな感動を味わった。装丁もしっくりきた本。



画像は、2014.9.18.埼玉県にて、
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by yuhu811 | 2014-09-29 17:55