たゆたふままに

金魚売

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夏だったのだと思う。家の前を金魚売のおじさんが大八車を牽いて歩いていた。大八車の上には水槽が聳えていた。こちらが小さかったので大きく見えたのかもしれないが、聳えていた。水槽は少なくても4段は重なっていたと思う。水槽の中の水はたぷたぷ揺れ、一緒に揺れるきらきら光る金魚が宝石のようだった。おじさんは、車を牽きながら右手にはいつもヨーヨーを持っていた。聳え立つ、たぷたぷのゆらゆらのきらきらに、私がふらふらと近づくと、おじさんはすかさずヨーヨーをこちらに投げつけて、何か恐ろしいことを言った。ヨーヨーは玩具ではなく武器だった。寄るな!という警告を発していたのかもしれないが、ゆらゆらのたぷたぷのきらきらにはどうしても引き寄せられてしまう。だからそのヨーヨーを避けながらいかに楽しむかを考えるようになる。ぐるぐる走り回ったり、神出鬼没に飛び出してみたり・・・けど、寄るなと警告していたということは?もしかして金魚売のおじさんは金魚売ではなかったのではないか?そうだ、卸売りの人だったのかもしれないし、今でいう運送業の人だったのかもしれない!そういえば「♪きんぎょーえーきんぎょー♪」なんて聞いたことなかったし・・・危ないから寄るなということだったのかもしれない。つまり私は、かなり迷惑な子供だったということになる。今、55年来(くらい?)の謎が解け真実が明らかになった~(笑)



画像は、2014.8.3.東京都中央区銀座にて、ゆらゆらのたぷたぷのきらきら達
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by yuhu811 | 2014-08-24 16:42