たゆたふままに

「ゆうじょこう」      村田喜代子

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明治時代、九州のとある郭で働く女たちの物語である。その一人となった青井イチの目を通し、郭での生活が淡々と語られていく。親のため家族のためにと思い働いていくのだが、ある日、先に希望がないことを知り、女たちを脱出へと向かわせていく。時代が助けてくれたのだ。ほんの少し前まで、人身売買は世界中で公然と行われていたのだな。また、福沢諭吉の「人の上に人を作らず・・・」というのは一部の人のことであり、「最も恐るべきは貧にして知あるものなり」と言ったそうである。どういうことかというと、貧しいものが知恵をつけると、世の中のすべての仕組みに不平不満を言い、田畑以外を公共地とするように言ったりするから困るのだ・・・・ということらしい。ふ~ん、今でもそういうことを言う人はいるだろうけど、おさつの人だから皆に尊敬されている人と思っていた・・・・時代によって正義は変化するけど知らなかったなー。




画像は2013.9.16.自宅にて、台風一過
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by yuhu811 | 2013-09-18 17:19