たゆたふままに

「空と樹と」     長田弘  

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いくつかの詩集より抜粋された9つの詩が、日高理恵子の画とともに収録されている。身体に沁みこむ。中でも、「立ち止まる」にうんうんと頷いた。今は、何も聴こえなくなったし話すこともできないけれど、耳を澄ましてみるよ、立ちどまってみるよって。

立ち止まる。

足を止めると聴こえてくる声がある。

空の色のような声がある。



「木のことば、水のことば、

雲のことばが聴こえますか?

「石のことば、雨のことば、

草のことばを話せますか?



立ち止まらなければ

ゆけない場所がある。

何もないところにしか

見つけられないものがある。


--------「空と樹と」より抜粋------




2012.4.19.東京
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by yuhu811 | 2013-03-04 14:51 | Comments(0)