たゆたふままに

「旅路」    藤原てい

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藤原ていの少女時代から新婚生活、夫である新田次郎を見送るまでの、日々の生活や思いが綴られている。中でも、引き揚げの時の話は壮絶で言葉を失う。「流れる・・・」には書かれていなかった、カラスの死骸を焼いて飢えを凌いだり、ソ連軍の婦女子への蛮行が描かれている。帰国後、衰弱状態が長く続いたために、子供たちへの遺書として書かれたものが「流れる星は生きている」だった。その出版を後押ししたのは夫であったのだが、大ヒットして妻が忙しくなってしまうと夫は面白くなかったらしく、藤原ていは一切の執筆依頼を断わる。なんか、かわいい、夫である新田次郎がです。。。。新田次郎に作家として立つことを決心させたのが「流れる・・・・」の大ヒットだったそうですよ。



画像は2013.2.22.都内にて
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by yuhu811 | 2013-03-04 13:59 | Comments(0)