たゆたふままに

『「春の小川」はなぜ消えたか』  田原光泰

副題に・・・渋谷川にみる都市河川の歴史・・・とある。正月に、渋谷川沿いを歩いたのでなんとなく手に取った本。かつては田圃や水車などの、田園風景が広がっていた山の手を旅することが出来るタイムスリップ本。江戸時代の地図や小川がなくなっていく頃の資料、写真が豊富に掲載されている。文章も歴史音痴の私にも分かりやすい内容だ。因みに唱歌「春の小川」の舞台となったのは現在の代々木4~5丁目の辺りで、渋谷川の支流である河骨川という小川が舞台だそうだ。また、渋谷川の水源は新宿御苑、明治神宮、玉川上水の余水だそうだが、詳しくは本書をご覧あれ。渋谷駅近くの暗渠から出てくるはずの水がほとんどない理由、途中から水が急に増えている理由など、「何故?」が解決できて、満足じゃ~♪そして、少し哀しい。新宿御苑を見る目が変わるような気がする。今でもここの地下には豊かな湧水があるそうで、寝転んで耳を澄ましたら水の音が聞こえるかもしれないなー。
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画像は渋谷川の水源のひとつである、新宿御苑の玉藻池。。。向こうの方から手前に流れがあり、手前側から後にわずかに流れがある。(橋の上から撮影)

2012.2.18.新宿御苑にて
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by yuhu811 | 2012-02-23 18:04