たゆたふままに

「歩く」 河野裕子歌集 

河野裕子さんという方を知ったのは昨年の秋のことだ。和歌というものにはあまり興味をもたずに過ごしてきたが、とある記事に最終歌集「蝉声(せんせい)」の紹介があり、そこで・・・手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が・・・を目にし衝撃を受けた。そして、まず手にしてみたのがこの「歩く」という歌集だ。1996年から2001年の作品を収録している。ずーっと、和歌に興味を持っていなかったはずなのに、この本に収められていた・・・だんだらの日向の道を歩みつつサクマドロップスの空き缶の匂い・・・は記憶にある、というのも驚いた。普通の暮らしの中から見つけた目線が、心の中にすっと入り込んでくる。家族との暮らしを、また母としての思いやら女としての心情を、すくい取ってこのように表現できるとは!和歌(短歌かな?)の力ってすごい!と、静かに興奮した。河野裕子さんは2010年8月に返らぬ人となっていて非常に残念。。。
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すぐに感化され私も三首詠んでみた。心に引っ掛かったことを詠めばいいのかな?修行が足らぬので発表はなしなのだが・・・。
画像は歩く猫を歩きながら撮った。。。1月18日都内にて。。。
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by yuhu811 | 2012-01-20 17:23