たゆたふままに

「地のはてから」

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乃南アサの「地のはてから」を読んだ。福島から北海道の知床に開拓に入った、ある家族の大正期から昭和にかけての物語。主に、一家の中の「とわ」という女性を中心に語られていく。「福島」「奉公」「北海道」「開拓」「戦争」「街と辺境の地と」などなど、いくつもの長年引っかかっている単語がからんでいたので、とても興味深かった。「とにかく生きろ、生き抜くんだ」というせりふに、私の母も祖母も会ったことはない福島の曽祖母も、そしてもちろん男達だって、そうやって生きて生き抜いてきて今の私がいるのだな、と。そう思うと、今現在の私の軟弱なる日々に申し訳けなくもあるのだが、ありがたく、このしあわせを感謝しなくては・・・。「とわ」の母親が、国のことを語る言葉が印象深かった。

画像は、2010.9.25.上高地にて
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by yuhu811 | 2011-10-06 17:57 | Comments(0)