たゆたふままに

猫を抱いて象と泳ぐ

小川洋子さんの「猫を抱いて象と泳ぐ」を読んだ。まずはずいぶん変わってるタイトルだなぁ。。。どういうことなんだろう?という感想。読む前に「博士の愛した数式」を書いた人、というのを知り、そーなんだー。。。と。「博士の・・・」は何年か前に映画を見たのが初めてで、それが宝石のように素晴らしく感じられ、友人に原作本を譲ってもらったことがあった。が、作家名は全く覚えておらず、今頃そーなんだーと本棚を見直す。
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「猫を抱いて・・・」はある少年がチェスと出会い、チェスの名手リトル・アリョーヒンとして生涯を終えるまでの物語だ。「博士の・・・」でも思ったけど、チェスや数式という、ある約束事の中を漂いながら沈んだり上ったり進んだり止まったり受け止めたりしているうちに、想像もしなかった世界が見えてくる、というようなお話。そしてそれがなんとも美しい。また、登場人物それぞれがとても魅力的だった。最後は伝記のような終わり方。小川ワールドなるものがあるとすれば、かなり好きかも。
で、タイトルは読み進むうちに、納得。猫も象も溺れなかったε=Σ( ̄ )ホッ

画像は3月末、都内船堀辺りにて。。。
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by yuhu811 | 2010-04-28 16:27